Tiffany
”結婚指輪” ”香水” ”ティファニーブルー” ”ティファニーで朝食を”
ジュエリーやブランドに興味のない方でもTiffanyという名は知っているという方も多いのではないでしょうか。
世界的に有名なアメリカを代表するトップジュエリーブランドであるTiffany
Cartier,BVLGARI,Harry Winston,Van Cleef&Arpelsに並び世界5大ジュエラーと呼ばれ、人気を博している。
かつては大統領夫人や王室が愛用し、現代では女優やアーティストなど多くのセレブリティからも愛されています。
そんなティファニー、創業はなんと1837年と180年以上の歴史ある老舗ブランドであることをご存じでしょうか?
TIFFANYはなぜ多くの人に選ばれているのか、人気の秘密や魅力をビンテージならではの歴史に触れつつご紹介。

1837年アメリカはニューヨークにて、ティファニーアンドヤングという文具と装飾品店がティファニーの始まり。
その後フランス2月革命に伴い亡命中であったフランス王室からダイヤモンド入りの王冠を買い付けたことをきっかけに宝石商へと進出を果たした。
1867年には現在の社名となり、ティファニーブルーとして有名なカンパニーカラーも採用。
宝石への確かな審美眼と高いデザイン性を武器にアメリカ国内だけでなく、ヨーロッパでの認知を僅か30年余りで獲得するという当時、黎明期であったアメリカジュエリー界ではかなり偉業。
そして現在ではジュエリーだけではなく腕時計にフレグランス、レザーグッズや食器など多方面に事業展開しているため、認知度が高いと言えるでしょう。
またスポーツ分野への寄付にも意欲的で、アメリカ国内大会を中心にトロフィー製作を担うなど、老舗でありながら進化をとめない。

そしてここからは、素材、デザインの観点からご紹介。
シルバージュエリーの素材といえば、“925”という刻印を目にしたことがありますでしょうか。
925silverというのは金属アレルギーの方でも比較的に症状が出にくく
さらに錆びにくいため常設的につけられ、何十年も使えることから質の良い素材として現在では広く使用されています。
実はこの925シルバー、Tiffanyによってスターリングシルバーとして確立されたのがはじまりなのです。
ティファニー創業当時のアメリカでは銀製品の品質はイギリスの標準に従っていましたが、それに満足せず自らの銀製品に純度92%の銀を使用する事を宣言しました。
これはイギリスの標準よりも高い純度でありティファニーの銀製品はその華やかさと高級感で人々を魅了しました。
ティファニーは「シルバージュエリーにふさわしい硬度」と「銀の魅力や価値を落とさない」とを両立する純度が92.5%であると見極め、アメリカではじめて自社製品の基準をスターリングシルバーに定めたのです。
のちにアメリカ公式基準となり現在も広く用いられるものとなったのです。

そんなスターリングシルバーを使用してデザインされたシルバージュエリーたち、現代でも愛されている名作が多々ございます。
その中でもざっくりですが代表的なデザイナーを3名ご紹介いたします。
ジーン・シュランバーゼ : オードリーヘップバーンやエリザベステイラー、ケネディ大統領夫人のジャクリーヌなど用人たちが愛用。鳥や海の生き物などの自然モチーフが多いのが特徴です。
エルサペレッティ : シンプルであること。それがスタイルのコンセプトのもと、シンプルながらどこか妖艶なデザイン。リンゴやビーン、蛇など優美な曲線と細部に添えられた遊び心、オープンハートやバイザヤードなど、多くの人気lineが生み出された。
パロマピカソ : 画家パブロピカソの娘。10代のころからイヴ・サンローランでジュエリーデザインを手がけ、後にTiffanyに引き抜かれた。オリーブの木やNYのビルの落書きなど自由奔放な作風が魅力。グラフィティやメロディーなど多くの人気lineの立役者。
あえてデザイナーという括りでコレクションしていくのもおすすめです。

廃盤となっているものも多くあり、さらにはもともとレディース向けに提案されていたということもあり、リングにおいてはオールドで探すと大きいサイズのものは
見つかりにくく、出会ったタイミングがかなり奇跡といえるでしょう。
女性の方だけではなく男性の方にもお付けしていただきたい、繊細でありながら奥の深いシルバージュエリーであるティファニー
価格が高騰しきる前に集めてみるのはいかかでしょうか。
