好きなものとの距離感は難しいなと思う時がある。
それは好きすぎるが故に、自分の中での『好き』以外のものが現れると
少し否定的な姿勢から入ってしまうから。
これらは、ある種の呪いなのかなとも感じていて
それらが解き放たれるのは偏ったカテゴライズだけを見る視点だけではなく
俯瞰で、大枠を捉えられた時に解き放たれたりする。(多分)
洋服やファッションのジャンルに至っても
全くもってそんなことがありまくり
自分の好みではないファッションや洋服に対して口に出さないにしても
否定的な考えがあったり、全てを容認しきれない心情があったりする。
これらの感情を否定してしまったら、個性すらも否定することに直結するので否定はしないけれど
なんとなくの肌感だけど、大枠での洋服やファッションが好きという根本の部分を忘れて内戦のようなものが起こり続けている状況にはちょっとだけ
めんどくささも感じている方も多いのでは無いかとも思う。
ただ、これらの問題はさまざまなカテゴリーで発生しており
それは個々が発信できる今の時代だからこその良し悪しの紙一重な部分とも言えるし、今まさに私がこんな語りぐさで書いていることが良い例なのだろう。
冒頭から、なんでこんな話をしたのかといえば
少しだけというか、ちょっとだけ休憩をしないか?という提案をしたいと思い書いている。
言うまでもなくだけど、私は洋服が好きだ。
そして、きっとこんなnoteを読んでいるくらいだから、画面の向こうのあなたも洋服が好きなのだろう。
改めて原点というか、純粋に楽しかった頃の思い出を思い出すことが大事なのかなとも思う。
好きな音楽に初めて触れたとき。
スピーカーからさまざまな音が流れるだけでワクワクした気持ちを思い出す感じ。
初めは小さな好奇心だったと思う。
ギターの音だけを耳で追ってみようや、ベースラインだけを追ってみようとか、、、
そんな些細なきっかけから、のめり込んでいくディープな世界観に浸っていく。
正直めちゃくちゃ楽しいのだけど、、、、忘れちゃいけないバンドサウンド全体の凄さ。
そういった初期衝動的な勢いを感じることができる感性。
ここを忘れていくことで、気がつけば懐古主義な趣味に至っていくという怖さ。
そう、ただ単に、装う楽しさがあったあの頃よ、カムバック的なね。
そういう凝り固まった鎧を脱ぎ捨てて
ちょっとだけ、遠くを眺めるような休憩期間を設けて
そして、もっと洋服を本当の意味で好きになってくれたらなと思っています。
というわけで長々と書きましたが、始めます。(長くてごめんなさい。)
いかがでしょうか。
ちょっとしたイメージなので全てというわけでは無いのですが
なんとなくブランドの世界観が伝われば幸いです。
ご察しの通りではありますが、今回のイベントは男性も女性も存分に楽しんでいただけるイベントになります。
是非ともさまざまな方に楽しんでいただけたら幸いに思います。
BISOWNの洋服には、スタイリングの楽しさの発見がたくさん詰まっています。
自身のお手持ちのものとの相性も、もちろん全身BISOWNも
さらには他のブランドとの相性も
本当に装う楽しさを発見できる洋服が多いかと思います。
冒頭でも申し上げた通りではありますが、好きなものが複雑化する前の
より純粋な気持ちを思い出すように、楽しんでいただければなと思います。
ちなみにですが、しれっとこのイベントで先行で販売をスタートするモデルがございます(ごく僅かの数量しかありません)
それはコートとハンティングジャケットです、、、
すごく良いのでこちらも是非とも店頭で味わってみてくださいね。
またご来場いただいた皆様にはちょっとした美味しいノベルティもご用意しておりますのでコチラもお楽しみに!(数量限定!)
今回ご案内したアイテムたちのオンラインストアの掲載の予定は
現状はございません。
もし気になるものなどございましたら、お気軽にnariwaiまでお問い合わせください。
会期中のみとなりますが、通販等のご対応も可能です。
皆様のご来場を心よりお待ちしております!
それでは!
nariwai / tatazumaiizumai
director & buyer
山下 拓郎
_____________
nariwai
〒980-0014
宮城県仙台市青葉区本町2-6-23
ビブレスタオフィスビル2F
022-796-2240
Instagram
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〒990-0043
山形県山形市本町1丁目5−19
やまがたクリエイティブシティセンター Q1内 2-A
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※こちらで使用している写真は
全て私達が時間をかけて撮影している写真です。
無断で他サイトで使用されている
という報告を受けることがございます。
その為掲載の全ての写真や文章は無断で
転載(微編集も含む)する等は全て禁止させて頂きます。
報告や発見の際は当該サイトの管理者に連絡し
削除依頼等の処置を行わせて頂きます。
30歳頃を皮切りに一気に距離感が近くなったカシミヤという素材感。
わかりやすく言えばニットはカシミヤしか着ていないくらいに
冬は手放せない存在になっている。
その理由は、着心地という一言で片付けられるのだけど
決してそれだけでは無い。
使うほどに風合いが良くなる素材の表情の経年の良さもある。
こればかりは使ってみないと理解できない部分だけれど
一度使ってみればわかると思う。
なぜ、早く手にしなかったのだろうかと
一日前の自分にこんこんと問い詰めたくなるかも知れない。
そこからは盲目的と言っていいほどに夢中になっていく自分に気がつくだろう。
そんな風になっている自分自身をメタ的に見ながらも
大好きだと思えてしまうくらいの魅力が詰まっている。
そんな『何かに取り憑かれた』私は今回こんなものが欲しくなってしまったので作っていただいた。
結果を先に言おう。
最高です。
よろしくどうぞ。
大好物でしかない。
私をよく知る人からすれば、そういう印象を持たれるような別注仕様かと思います。
少しだけ話は逸れるのですが、過去にキャプテンにリネン素材で一重のテーラードを制作していただいたことがありました。(持っている方、思い出してくださいね)
私自身、それをものすごく愛用しているのですが、このカーディガンとテーラードの間くらいのバランスってすごく使いやすいんです。
ただ、このバランスって実はすごく難しくて
ちょっと小綺麗にしすぎると、たまに見かけるようなジャケパンのビジネスマンみたいになってしまうんです。
それが悪いわけではなく、あくまでもカジュアルな洋服として着たい。
プライベートでのリラックス感と少しのフォーマル感の程よいミックス感を求めているので私自身はそうなることは望んでいないんです。
話を戻しますが、その過去に制作したリネンの一重のテーラーは本当に使い勝手が良くて春から夏にかけては本当に良く着ました。(今も着てる)
春も着れるなら秋は着ていないのか?と言われたら着ていたのですが
なんとなく、そこに温もりのある素材感を求めてしまうので
使えないことはないけど違うかなという気持ちが募っていたんです。
そんな時に出会った『カシミヤフランネル』の素材に触れて時に『これだ!』と確信し、私の中で、あのリネンジャケットの秋冬版として今回の別注をしようと決定していったという個人的な思いがあります。
キャプテンの作るテーラードのバランスは、よく見ていくと所謂スーツテーラーというよりかは古いワークウエアの基礎が見られることがあります。
テーラーとワークウエアがいい割合で混在していた時代の
図らずもミクスチャーが発生していた匿名性の高い良質なプロダクトの香り。
キャプテンの作るドレスというジャンルには、男らしさと繊細さを感じます。
これはデザイナーの児島さんの美的感覚と手腕によるものですが
私自身、このバランスが本当に好きなんですよね。
最初は少し背伸びかな?と思わせて、いざ懐に入ったら
全然そんなことはなく、とてつもなく使い勝手が良い痒い所に手が届くバランスになっている。
今回のジャケットも、まさにそんな感じだと思います。
さて、最後に販売方法についてのご案内です。
販売に関しましては、仙台のnariwaiと山形のtatazumaiizumaiにて
9月21日12時より販売をスタート致します。
また店頭販売とは別に先行での予約販売も行います。
予約販売の方法に関しては下記を必読でお願い致します。
【先行予約販売について】
以下、予約販売方法となりますので、必ずご確認して頂き
ご了承頂ける方に限り専用メールアドレスまでご連絡をお願い致します。
※専用メールアドレスは文章の最後にありますので、最後までお読みください。
【ご予約方法について】
1.ご予約の開始日時
2024年9月18日 昼12時よりスタート
※上記の時間以前(お送りいただいた際の時間の履歴により判断可能です)のものに関しては無効となりますのでご注意ください。
※終了は規定数を超えた時点となります。
(終了次第、nariwaiのインスタグラムストーリーズにてご案内致しますので予めフォローをお願い致します。)
2.予約販売に関してはメールのみのご対応となります。
DMや電話、店頭での受付は行っておりません。
またメールアドレスに関しても専用のアドレスのみの対応となりますので、お間違えのない様お願い致します。(お問い合わせに関しては各店スタッフのインスタグラムまでDMをお願い致します。)
3.先行予約販売は、全てヤマト運輸様の代引き対応のみとなります。
※商品代金+送料+代引き手数料の合計を玄関先にて現金、もしくはカードの選択をして頂きお支払いの形となります。(回数指定等の対応も可能です、ボーナス指定は不可となります。)
4.お一人様、各色一点のみのご案内となります。
5.原則、お客様都合でのキャンセルに関しては受け付けておりませんので詳しくはこちらをご覧ください。
6.配達のご指定日に関しては、9月21日(土曜)以降からなりますのでご注意ください。 尚、配達のご指定時間等はヤマト運輸様のホームページをご覧ください。
以上をご確認の上【先行予約受付表】にご記入の上、専用メールアドレスまでご連絡頂ければ幸いです。
【先行予約受付表】
・氏名
・電話番号
・郵便番号を含めた住所
・配達指定日/時間 ※9/21以降からとなります。
・ご希望のサイズ
以上となります。
こちらを記入の上、下記アドレスにご連絡ください。
先着順となりますので、規定数を超えた場合は大変申し訳ございませんがお断りさせて頂く場合もございます。
詳しくは、メールが到着次第、それぞれご案内致します。
在庫等を確認し一件一件確認致しますので返答にお時間等もかかる場合もございますので予めご了承ください。
それでは下記のアドレスまでお送りください。
予約メールアドレス
※先行予約分は完売致しました。
残り分は店頭販売分となります。
※お送りいただいた時点で、注意事項をお読みになったということになります。この点もご理解のほどよろしくお願い致します。
先行予約販売分と店頭のストックは分けておりますので
直接店頭でご覧になって決められたいという方は
当日のご来店を心よりお待ちしております。
また通常のオンラインストアの掲載に関しましては
予約販売分、店頭販売分の販売が終了した時点での在庫の
ご用意が叶う場合に限り9月23日18時頃より掲載をスタート致します。
在庫の有無に関しましては、随時各店のインスタグラムのストーリーズにてアナウンスさせて頂きますので事前にフォローをお願いできればと思います。
さて、少し長くなってしまいましたが
いかがでしたでしょうか。
私自身は、今からこれを着て育てていく未来しか見えません。
今回サイズのバリエーションも様々ですので
案外色々な方に楽しんでいただけるバランスなのではないかなと思っております。
男性に限らず、女性にもオススメですので是非ともお試しいただければと思います。
何かサイズ等のアドバイスなど聞きたいことがございましたら
お気軽に私やスタッフまでご連絡いただければ幸いです!
それでは!
nariwai / tatazumaiizumai
director & buyer
山下 拓郎
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022-796-2240
Instagram
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※こちらで使用している写真は
全て私達が時間をかけて撮影している写真です。
無断で他サイトで使用されている
という報告を受けることがございます。
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報告や発見の際は当該サイトの管理者に連絡し
削除依頼等の処置を行わせて頂きます。
自分には程遠いと感じていた事が心地の良い距離に縮まった時、多少なりとも抱いていたハードルは不思議と何も残らず、むしろ前から所有し愛でていたかのように思える程、それが自分にとって身近な存在に変わっている事がある。
この前にご案内をしているコレとかアレは正にその類にあると言えるだろう。
ただ、やはり距離を縮めるという事は容易では無く、少なからず何かしらのキッカケが必要に思えるのだが、そう感じる度に私の存在やnariwaiはそういう役を担えているのか深く考える時がある。今や情報はネットを開けば幾らでも得れる時代だが、本当に知りたい事はどれだけ得れるのだろうか。わざわざ、お店に足を運んでまで求めている事は、スマホの画面で知り得る事の確認だけだろうか。
そんなことを自分に言い聞かせるように今この瞬間も、私自身だから伝えられること、nariwaiでしか体験出来ない事があるという一心で相も変わらず記事を書き進めている。
少し話は逸れてしまったが、今季の仕入れを模索していた半年前、とある展示会で思いがけ無い1着との出会いがあった。
それは予期せぬ出会いとも言える。
何故ならば、私がいつもであれば身構えるようにして距離を取り、自分には無縁だと切り離してしまう筈の事が、その1着には何も無かったからだ。
むしろ、心の底から”着たい”と思えた。
そんな素敵な1着を是非ご紹介させて頂きたい。
トレンドではなくエレガンス・タイムレス。
大人の品と艶を織り交ぜた世界。
ANTOS. の創設者であるRafal Antosは、GIORGIO ARMANIにてデザイナーとしてのセンスを発揮し、その後スイス、ロンドン、ロサンゼルス、ワルシャワ、香港、そして現在は東京と世界各地に身を置く。 その過程で世界の文化やデザインに触れ、これまで培った経験・知識・技術に、伝統と革新を融合させ生み出した新しいハンドクラフト ”ソフト・テーラリング” 軸に究極の着心地とスタイルを追求。
ALL MADE IN JAPANにこだわり精妙なハンドクラフトで仕立て、
ディテールにも徹底した至高のシンプル・ラグジュアリーは 全て特別な極上素材で表現。
心地よさと優雅さを大切にし、ルールやトレンドに逆らうことを恐れない現代の方々に ANTOS. は大量生産型ではない特別な1着を提供します。
ANTOS.
ご縁を重ね、ANTOS.のお取り扱いをnariwai、そしてtatazumaiizumaiの両店舗で9月14日(土)より始めさせて頂く。
ブランド、ラファウ氏の経歴に関する詳細はマネージャーの山下さんが丁寧に綴っているこちらの記事より。また、tatazumaiizumaiで展開となる素敵な1着についてもご紹介されているので、そちらも併せて是非ご覧頂きたい。
ナチュラルな風合い漂う空気感の中に、少しだけモードなニュアンスも感じさせるANTOS.のダブルジャケット。
メリハリ、バランスの良さと言えば簡単に聞こえるが、このカラーリングでダブル仕様の掛け合わせを自然と日常に落とし込ませられる感性はラファウ氏だからこそと言えるだろう。
上述の通り、GIORGIO ARMANIを始めとして各国で身を置きながらデザイナーとして数々のクリエーションを行ない、ロンドンではGAPのヨーロッパ部門の立ち上げにも携わりメンズディレクターを一任してきたラファウ氏。
幾つものファッションの時代を独自の視点で捉え、デザイナーでもありクリエイターとしても自身の経験を積んできた彼が最終的に心を惹かれ、その身を置いてまで選択したモノ作りの環境は嬉しい事にここ日本。
それ故に、ANTOS.の洋服は全て尾州の生地が用いられ、仕立ても全てが日本で行われる。
そんな確固たる拘りが注がれている中、このジャケットに用いられているウールとブルーフォックス混合の生地は、反自体が極小量で数着しか生産が出来無いという“リミテッドモデル”に該当する。やはりその分、生地のポテンシャルは本当に素晴らしく、タッチ感は非常に滑らかで、限りなくカシミアに近い。そして異なる無垢の糸が混合している為に薄らと奥行きがあり優しい表情を醸し出している。この温い質感とカラーパレットが根本として存在しているからこそ、本来は苦手に思えてしまう空気感が急に落ち着いて見え、モダンな『着れる』1着に一変されているのだと思う。
そしてソフトテーラリングという独自の技術が与える着心地の良さと、緊張感を解くように自然と袖を通せるデザイン、シルエットの抜きが掛け合わさる事で、このジャケットは更に身近な存在に位置する事となる。
身幅や腕周りはしっかりと余白が設けられているため、中に忍ばすインナーは肉感のあるニットもスウェットも許容してくれる。それでいて、仕立てが一重である事と生地の特性が相乗して美しいドレープが生まれる分、カットソー合わせも相性が良く、春先まで十分に着続ける事が可能。
また名称にもある通り、幅感に自然と沿うようシルエットはボクシーだが、サイドベントの深さによりしっかりと動きが出てくれる為、カジュアルな引き算が組み込まれながらも纏った時の出立ちには確かな品がある。
自分が身構えるようにして距離を取っていた『優雅さ』を、ANTOS.はニュートラルに洋服の魅力として纏わせていた。
それも、着用者にしか分からない素晴らしい心地良さも伴わせて。
漸く、このジャケットをご案内出来ることを本当に嬉しく思う。
どの角度から切り取っても紛れもない特別な1着を、是非ともご体感ください。
こちらは、9月14日(土)12時より店頭販売を開始させて頂き、オンラインストアの掲載はご用意が叶う場合に限り9月15日(日)18:00を予定としております。
店頭にて完売の場合は掲載は控えさせて頂きますので予めご了承ください。
また、掲載前に通販をご希望の場合はお店または私までご連絡をいただけますと優先順にご対応をさせて頂きます。
筆者
nariwai store manager
橋場 祐人
(通称がまお)
〒980-0014
宮城県仙台市青葉区本町2-6-23
ビブレスタオフィスビル2F
022-796-2240
nariwai-online.com
9月も中旬に差し掛かり、気温の波はあるものの着々と秋の兆しが見えてきた。もうお店には秋を通り越して冬を連想させるモノも並び始めており、流石に紹介はまだ先となるが、是非とも妄想を膨らましに足を運んで頂きたい。
正に今は怒涛の納品ラッシュを迎えている訳だが、その中でも少し目先の日々を見据えて向き合えるニットがBATONERから届いた。
ただ先に話しておくと、コレは瞬間的に思い浮かぶBATONERのソレでは無い。
そして昨年にnariwaiで並んでいたアレでも無い。
ただ、どうか肩を落とさずに最後まで見て頂きたい。
その裏切りを逆に裏切るように、コレらは最高だから。
是非ご案内させて頂きたい。
スビンコットン混合の前作とは異なり、今作はハイマイクロンのメリノウールに超強撚糸を施した特殊な糸を採用。
滑らかで柔らかいタッチ感を確保した上で、そこに肉感と耐久性を与える為、贅沢にも多本取りをしてから度詰めで編み上げられている。
ウール100%だが、少しドライで立体的な風合いが全体感に程よく軽さを纏わせており、その分、縦中央を走るフルZIPの鈍い光沢感がいい意味で際立ち、その佇まいは見事なまでにモダンだ。
また、ドライバーズの印象感を形成する上で切り離せない要素は首元のリブにある。ここの見栄えがどうであるかというのは、単純にレイヤードの印象感へと直結し、様々なスタイリングを試せば試すだけ、その重要性に気付かされる。
そんな中、BATONERのコレらはリブの厚みやテンション、首との距離感までもが秀逸で、ZIPの開閉具合に左右されず常に綺麗な収まり方を見せてくれる分、主役と脇役の両者をしっかりとこなしてくれる。
ドライバーズニット型は、素材感と厚みを踏まえて羽織りの位置付けにもなるが、シルエット的にはそこまで膨らみが出過ぎない為、ジャケットやコートの中にも容易に忍ばせられるバランスの良さが大きな魅力と言えるだろう。
そして新型のベストは、袖を省いている分、当然ながらカットソーやシャツを筆頭に今時期の出番が多いトップスにオンタイムで馴染みやすく、アウターに袖を通すシーズンになればインナーの調整として一役買ってくれる。加えて、前作を引き継ぐようにハンドポケットがさり気なく盛り込まれており、こういった配慮も嬉しいポイントだ。
外で魅せるか、内から覗かせるか。
同色に馴染ませながら良い違和感を楽しむか、差しを作るか。
主役でもあり脇役もこなすBATONERの名役者、6者6様で是非楽しんで頂きたい。
こちらは、既に店頭販売を開始しており、オンラインストアの掲載はご用意が叶う場合に限り9月16日(月)12:00を予定としております。
店頭にて完売の場合は掲載は控えさせて頂きますので予めご了承ください。
また、掲載前に通販をご希望の場合はお店または私までご連絡をいただけますと優先順にご対応をさせて頂きます。
筆者
nariwai store manager
橋場 祐人
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